2008年10月23日アーカイブ
先日、『ベネチアをディズニー式のテーマパークに変えよう』という英国の経済学者の提案に、200年近い歴史を持つ地元の学会から5000ユーロ(約75万円)の賞金が贈られたそうです。
その提案の内容というのは、ベネチアを入場料50ユーロで楽しめるテーマパークにするというもの。
賞を贈った学会は、提案がイタリアの観光産業に対する刺激的な批判と評価したそうですが、一方、ベネチア市長は、その提案は「ベネチアとその未来についての最も低俗な考えだ」と一蹴したそうです。
ベネチア本島は小さな島と島とが無数の橋でつながれ、細い道が入り組んでいてまるで迷路のようです。自動車どころか自転車の乗り入れもできず、主な交通手段は水上バスと徒歩。
現実離れしているという意味ではディズニーと同じかもしれません。でも『水の都』、『アドリア海の女王』、『アドリア海の真珠』と言われるほどの美しい街。テーマパークになってしまっては残念です。
新しいものや便利なものを求めてしまいがちですが、古いもの、歴史あるものを大切にすることも忘れないようにしたいですね。

