海の見える理髪店

最近はだんだんと涼しくなってきたような気がします。
夏ももう終盤でしょうか。
私はこの時期になると、海の見える理髪店で読んだ光景を思い出します。

2016年 直木賞受賞作
「海の見える理髪店」萩原浩著


人生だなあ、と思いました。

6つの、それぞれの人生が短編集で綴られています。
表題作の「海の見える理髪店」のラストは秀逸です。
うん?と思っていたところが確信に変わった時、それまで読んできたところを思わず辿ってしまいました。

「だれしもがいろいろな思いを抱えて生きている」ということを先月書きましたが、まさにそれを体現したような作品です。

人生って本当に紙一重なのだと思います。
今のところ自分は善行なことはしても、悪業はしないだろうと思って生きていますが、きっとどちらも紙一重なのだと思います。
加害者も被害者も紙一重で、自分は今まで運よく、まっとうに生きてこられただけで。

情景描写が手に取るように伝わってきて、じーんとくる素敵な作品でした。
切なくて、残酷なんだけどどこかに光は見つけられるのだと。

海の見える理髪店、行ってみたいところリストの1つです。

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このページは、ワセヨビ西船橋が2019年9月 2日 20:13に書いたブログ記事です。

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