もうすっかり秋ですね。
どこに住んでいても金木犀の香りが漂ってくるの、本当に不思議に思います。
この間友人に、
「もう金木犀の香りがする季節になったね~」と言ったら
「キンモクセイってなに?」と返され驚きました。
友人は北海道出身だったのですが、北海道にはどうやら金木犀がないそうです!寒いところには自生出来ないんだとか。
ちなみにその友人は北海道を出るまでゴ○ブ○に出会ったことがなかったためか、恐怖の対象ブツという意識がないようで、シュッッと殺します。
素敵ですね。
そんな秋の最中、私は芸術の秋旅に出掛けました。
フランスはパリのルーブル美術館、オランジュリー美術館、オルセー美術館に行ってきました。
どこもかしこも、
これ美術の教科書の表紙にのってたやつ~~~~!!
あ~~~~授業で習ったやつ~~~~~~!!
モナ!!リザ!!!!!
となる名画ばかり。
美術館を巡ることは決まっていたので、西洋美術史を勉強してから行こうと思っていました。バッチリ本も吟味、いざ機内へキャリーオン。
そしたらなんと驚くほどの飛行機酔い。読めないままにパリ到着。ルーブル美術館へも無事到着。
そんなわけで上記のような、陳腐な感想になってしまったわけです...涙
しかもお土産を買ったら本が入らなくなってしまい、人生で初めて本を捨ててしまいました。(本当に作者の方に申し訳ない)
事前知識がなくても、それはそれは凄い絵画でした。
ただ美術館をまわりながら、同時に勉強して行かなかったことを本当に後悔しました。
何事も調べれば分かる今の時代に覚えることは必要なのか?
昔は私もこう思っていたのですが、流れのはやい今の時代。様々な分野においてある程度の知識がなければ全体像が把握出来ませんし、想像も出来ないのだと思うようになりました。
何事も本質を理解しようと思ったら、ある程度の知識を入れておくことは避けては通れないのでしょうね。
なかでも1番印象的だったのは、ルーブルで迷い込んで入ってしまった誰もいないと思われた部屋で、ひっそり10才くらいの男の子が一生懸命模写をしていた光景です。
美術館では他にも模写をしている方、絵を前に地べたに座り物凄い勢いでメモを走り書きしている4,5才くらいの男の子...感じたことを書き出していたんでしょうか。
ヨーロッパでは若者は入場無料になるところも多く、写真撮影も模写も自由です。こうやって芸術が発展して来たんだと感じた瞬間でした。
日本ももっと芸術が身近で、それぞれの楽しみ方が出来る場になったらいいなと感じます。本当に。
こういう経験を少しずつ重ねていきたいなあと思う素敵な旅でした。