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2009年3月アーカイブ

譜面研究

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最近音楽好きのお友達とトライトーン(日本一の実力を誇るアカペラグループ)の曲を一緒に歌うことになり、音取りついでに譜面を念入りに研究しています。
旧メンバーを含むトライトーンのアレンジャーの方々は本当に説得力のある素晴らしい譜面を制作しており、研究してて楽しくてしょうがないです。
以前にも書きましたが、特に貞國さんや多胡さんのアレンジ(青木さんのアレンジはまだ研究していない)は、ジャズハーモニーの基本をしっかり押さえたシンプルで見事なヴォイシングで、それはそれは興味深く勉強になります。
スキャットやコーラスのフレージングのネタ、各パートの存在感をしっかり出していくといったところでもとっても勉強になります。

あれだけ素晴らしいグループの素晴らしい歌唱の素晴らしいアレンジがほぼ完全コピーで多数の譜面が出版されていることは、ありがたいことこの上ないのです。

卒塾

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埼玉県の某学習塾で非常勤講師の仕事をやっています。
中学三年生の生徒を一年間教えてきていまして、今日はその生徒達の入試慰労会でした。
今年受け持った生徒達は概して性格が良く、勉強も一生懸命頑張ってきた子達でした。
その子達が卒塾するというのは、一方では高校生活という明るい未来への出発を意味しますが、他方では多くの生徒とはもう二度と会うことがないということを意味します。
自分が働く教室が3月から変わることもあり、尚更このことがとても寂しく思えるのです。

一年間とても濃密な時間を過ごしてきました。
そんな時を過ごしてきたので、慰労会の最後には、この瞬間の終わりを迎えたくないという気持ちを生徒と講師が共有していたように思います。
ほとんどの講師(大人の男達)と多くの生徒達が、講師陣の別れの言葉の際に、泣いていました。
離れれば日々疎くなり、それぞれがそれぞれの道を歩んでいくというのは頭では理解していますが、何とも寂しいものです。
こういう過去のことや過ぎたことに対して強烈な執着心を抱けるような体験をさせてもらうことで、逆に今あるものを大事に、真剣に取り組んでいきたいと思えます。
本当に素敵な生徒達でした。
その子達の将来が幸せなものになるように、心の底から祈っています。
「あなたが幸せであるように」というのは使いフルされた言葉ですが、それを体験として心底実感できるのはありがたいことです。
今日感じた想いは生涯忘れたくありません。
最近、メンバーチェンジをする前のトライトーン(日本一の実力を誇ると思われるアカペラグループ)の初期作品であるアカペラ1、2の譜面を研究しております。
当時のメンバーには、現在ハーモウェル和声研究所の代表講師を務める貞國公洋さんと、ソロアーティストとして活躍している川江美奈子さんがいます。

譜面研究をしていて特に感じるのは貞國さんの編曲の素晴らしさです。
トライトーンでは蘇州夜曲やSONNET、The Christmas Songなどの編曲作品を残していますが、しっかりとした音楽理論に基づいて、5パートで全く無駄のない、実に効果的なヴォイシングをしています。
特に斬新なヴォイシングをしているわけではないのですが、基本的な部分がしっかりしているため譜面に大変な説得力があるわけです。

非常に高い編曲力を持つ貞國公洋さん、夢紀行やしあわせもあこがれもなどのファンに愛される名曲を残し、その作曲能力は飛躍を続けている川江美奈子さん。
脱退していましましたが、この二人がトライトーンに居続けていたら、全く別のグループになっていたでしょう。
オリジナリティーの溢れるクリエイティヴなグループに。
もちろん今のトライトーンも素晴らしいハーモニーを聞かせてくれる最高のグループであることは言うまでもありませんが、一方で貞國公洋と川江美奈子さんが残って続けていたらどんなグループになっていただろうかと想像せずにはいられないのです。

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