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入試トリビア: 2007年11月アーカイブ

国語問題で…

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学生のみなさんとのやりとりの中で見つかった、入試問題や入試制度のtrivialな知識を紹介します。「実用価値」より「あぁそうですか、と息抜きしてもらう」ための紹介ですので、念の為。

2年前、美術系大学希望の2年生(以下Aさんとします)が、英語と現代文の受講を希望して予備校に来ました。
Aさんの志望校のひとつ「多摩美術大学」では、なんと「国語」の問題内で「*小論文」が出題されます。しかも凝っています。
例えば、こんな問題です。

あなたは「○」と「△」のどちらがより完全と考えますか。いずれか一方を選び、理由を示して400字でまとめなさい。
(2004多摩美術大学)

筆者が「知ってる?!」という感じで得意気に(我ながら馬鹿者ですね)紹介すると、

Aさん「えーっ。受けるのやめようかな…。」

(来校早々、やる気を失わせるなんて、まずい、と必死になって)
んー。でも、国語の配点は500点のうち100点と低めで、さらに、小論文はその一部で………(以下くどくど説明)………

Aさん「えー。でも、これ△を選ぶ人いるんですか。」

いや、「完全」ってどんな状態を言いたいのか自分で決められれば………(以下くどくど説明)………

結局昨年、Aさんは多摩美受験を予定しつつも、東京造形大学に推薦で進学されました。
とりあえず、よかった。反省しました。

*注
国語の問題では受験者の「意見」は書かない、というのが基本的な「約束事」になっていますよね。
ただし、(例外的に)「国語」の問題内で「小論文」を出題する大学もあります。
首都大学東京(旧都立大)などは、典型的な例です。(最後の大問で「次の文章を読んで、考えるところを400字以内で述べよ。」という問題が出ます。)

確信犯?

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学生のみなさんとのやりとりの中で見つかった、入試問題や入試制度のtrivialな知識を紹介します。「実用価値」より「あぁそうですか、と息抜きしてもらう」ための紹介ですので、念の為。

青山学院で次のような小問集が出題されたことがあります。

次のカッコに入れるのに最も適当なものを(a)から(j)の中から一つ選んで,記号で答えなさい。
(1) He has a good (     ) for music.
(2) Please keep a careful (     ) on the baby.
(3) They did not lend him a helping (     ).
(4) She lost her (     ) at the sight of blood.
(5) The child is good at learning a poem by (     ).
(6) Don't pull his (     ). He is serious.
(7) Shut your (     ). You talk too much.
(8) I was so embarrassed that I could not look her in the (     ).
(9) Bill got his (     ) badly burnt when the firm went into bankruptcy.
(10) Don't poke your (     ) into my affairs!
(a) nose   (b) fingers   (c) face   (d) mouth   (e) leg(f) heart   (g) head   (h) hand   (i) eye   (j) ear

解答は...。
(1)j(音楽がよくわかる) (2)i(...から目を離さない) (3)h(...に援助の手を貸す)
(4)g(あわてる) (5)f(...を暗記する) (6)e(...をからかう) (7)d(黙る)
(8)c(...の顔をまともに見る) (9)b(投機で大損する) (10)a(...に干渉する)

何か気付きましたか?

記号で書き出してみるとこうなります。
j→i→h→g→f→e→d→c→b→a
(jからaまでアルファベットの逆順)
アルファベットがこの順番になる確率は 1/10! = 1/3628800 ですから、(もちろんどんな並び方でもこの確率になりますが)、多分確信犯でしょうね。

筆者「これどう?」
生徒「はぁ?」
筆者「それだけ?」
生徒「途中で気付いたとしても、絶対だとは確信できませんよ!」

たしかにそうですね。

appreciate

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学生のみなさんとのやりとりの中で見つかった、入試問題や入試制度のtrivialな知識を紹介します。「実用価値」より「あぁそうですか、と息抜きしてもらう」ための紹介ですので、念の為。

今回は、(非常に当たり前な)「頻出問題は、入試で繰り返し出題される!」という話です。(でも)「こんなに!?」というくらい、方々の大学で出題されています。今回紹介するのは...「appreciate問題」です。

 

今年度(2007年度)は、センター試験で出題されました。

次の問いにおいて,それぞれ下の1.から5.の語句を並べかえて空所を補い,文を完成させよ。
We're facing troubles now. I would (     ) (     ) (     ) (     ) (     ) assist us.
1. appreciate     2. could     3. if     4. it     5. you
(2007センター―本試験)

 

I [We] would appreciate it if you could [would] ...
(...してくださると、ありがたいのですが。)

という表現です。重要表現の部分がそのまま空所になっていますね。でも、itがif以下を先取りする目的語だったり、if節内でcouldが使われていたりと(文法的には)やっかいですね。その証拠に「英語がむずかしい?」上智大学でも一昨年(2005年)に出題されています。

次の英文が完全になるように下の語を並べ替えて空所を埋めなさい。
I would (     ) (     ) (     ) (     ) (     ) (     ) (     ) back by tomorrow.
(a) could   (b) it     (c) call     (d) you     (e) me     (f) appreciate     (g) if
(2005上智―国文・英文・ドイツ文・フランス文・社会・国際関係法)

 

最後に並べるcall me以外はセンター試験と全く同じですね!

 

実はあの?東京大学でも(ちょっと昔になりますが)出題されているのです。

次の文には1つ文法的な誤りがある。文法的な誤りを含んでいるのはどの部分か。
(1)I would (2)appreciate very much (3)if (4)you could (5)show me (6)how (7)to (8)put (9)the machine (10)back together.
(1999東京―前期)

 

(2)が正解(誤りを含んでいる部分)ですよね。(文法的には、他動詞appreciateに副詞(very) muchが続くと目的語がなくなってしまいます)

「併せ技」でも出題されます。

次の問いにおいて,与えられた日本文に相当する英文となるように,1.から6.の中から最も適当な語句を選んで空所を補い英文を完成しなさい。
あなたの車を使わせていただければ,私どもは誠にありがたいのですが。
We would appreciate (     ) (     ) you would be (     ) kind (     ) to let (     ) use your car.
1. so   2. as   3. it   4. us   5. that   6. if
(2004武蔵野―現代社会・人間関係)

 

'We would be appreciate it if you would ...'と'so... as to'との「併せ技」で
We would appreciate it if you would be so kind as to let us use your car.
ダミーの 5. that も入っています。武蔵野大学も手強いですね。


最後に早稲田大学です。

次の設問のAからDのうち,誤った英語表現を含んだ部分がある場合にはAからDの中の一つを,誤りがない場合にはEを選びなさい。
I (A)would appreciate (B)it if you (C)could come to my office at (D)p.m.2:00 this afternoon.        (E)NO ERROR
(2005早稲田―人間科学)

正解はDで×)p.m.2:00→○)2:00 p.m.


appreciateの重要表現は分かっていて当たり前?というところがにくい!ですね。

センター試験で出題されてしまい、そろそろ出題も下火かもしれませんが。

ハンバーガー!

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学生のみなさんとのやりとりの中で見つかった、入試問題や入試制度のtrivialな知識を紹介します。「実用価値」より「あぁそうですか、と息抜きしてもらう」ための紹介ですので、念の為。
今回は、2005年度青山学院英語の「ハンバーガー(?)問題」です。さて、問題です。

次の空所に入る最も適切なものを(a)から(d)の中から1つ選び、記号をマークしなさい。
I am hungry. Let's quickly go and eat a (     ).
(a) hamburger     (b) hanbarger     (c) homburger     (d) humbarger
(2005年度青山学院大学法学部IV-1.)

「英語の問題が難しい」イメージのある「青学」で、こんな「直球」「ストレート」な(?)問題が出題されるのですね。他にどんな問題が待ちうけているかと少し不安になりますが、IVの他の問題はごく普通文法・語彙問題です。

過去問題集(K社)の解答解説も「ストレート」です。

「お腹がすいた。早く行ってハンバーガーを食べよう」
正しい綴りを選択すればよい。...解説以上(解説しようがありませんね)。
もちろん、「ハ」ンバーガーの「ハ」が、[hæ]であることが分かっていれば、発音と綴り字の規則から絞り込めそうですね。学生「アルバイトしていたら有利ですね。」筆者「...。」

正解はもちろん(a)です。

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